✓こういった悩みにお答えします
- お金がなくても大学院に行く方法を知りたい
- ムリしてでも大学院に行くべきなの?
- 大学院or就職は、いつまでに決めればいいの?
✓本記事の内容
- お金がなくても大学院に行く方法を3パターン紹介(経験談)
- お金がなくても大学院に行くべき人の特徴
- 大学院 or 就職を決める時期
この記事を書いている僕は、2021年に大学院を卒業しており、周りには学費で困っている友人が何人もいました。
僕自身の経験と、学費に困っていた複数の友人の経験談をもとに、解説していきます。
お金がない人が大学院に行く3つの方法(経験談)
大学院の学費を、自分でなんとかする方法を3つ紹介します。
これは、僕の友人が実際に使っていた方法です。
- パターン①:奨学金を借りる
- パターン②:バイトで乗り切る
- パターン③:授業料免除を申請する
パターン①:奨学金を借りる
奨学金にはいろいろな種類がありますが、僕の友人が使っていたのは日本学生支援機構(JASSO)の奨学金です。
これは、最も多くの学生が利用している奨学金なので、奨学金を考えている人は、一つの候補になると思います。
いくら借りれるのか?
第一種(無利子)と第二種(有利子・上限:年利3%)の2種類があり、それぞれで借りられる金額が違います。
■第一種:最大64,000円/月
借りるためには、成績や経済状況の条件があります。「無利子」ということもあり、採用条件は厳しめです。
※詳しい内容は下記の記事が分かりやすかったです。
【第一種奨学金】無利子の奨学金借りるには?申し込み方法・採用基準を徹底解説!
■第二種:最大12万円/月
こちらも、成績や経済状況の条件はありますが、条件はかなりゆるく、基本は誰でも借りられます。
※詳しい内容は下記の記事が分かりやすかったです。
【第二種奨学金】有利子の奨学金を借りるには?申し込み方法・採用基準・第一種との違いも解説!
どんな人にオススメ?
- 厳しい研究室なので、バイトができない
- お金のことは気にせずに、研究に没頭したい
- 授業料免除になるほど、親の収入が低いわけではない
僕の友人の中でも、お金のことは気にせずに、研究に打ち込みたい!という友人が奨学金を使っていました。
奨学金なので、卒業後に返済が必要になりますが、大学院での成績が優秀であれば、返済が免除されることもあるので、ぜひ狙ってみてください。
返済が免除になる条件は、大学や年度によって違いますが、僕の友人は「論文1本、学会発表3回」で返済免除になっていました。
パターン②:バイトで乗り切る
「今までの貯金+バイト代」のみで学費や生活費をやりくりすることも不可能ではありません。
僕が通っていた国立の大学院は、「入学金28万円+授業料54万円/年」で2年間で合計132万円が必要でした。
実家暮らしや学生寮であれば、なんとかなります。もちろん、かなり大変ですが。。。
オススメのバイトは?
「長時間入れるバイト+短時間だけど時間の自由がきくバイト」の掛け持ちがいいですね。
■長時間入れるバイト
大学院生は、休日のバイトがメインになるので、長めに入れるバイトがいいです。
教授によっては、「今日中にこの実験しといて」というような無茶ぶりをしてきて、バイトに行けずに迷惑をかけてしまうこともあるので…。
■時間の自由がきくバイト
研究室によっては、平日もバイトができるケースもあるので、その場合は「時間の自由がきくバイト」を掛け持つことがオススメです。
たとえば家庭教師であれば、わりと時間の融通がきいて、時給も高いので最適です。
どんな人にオススメ?
「卒業後の返済が大変なので、奨学金は借りたくない!」という人は、バイトを頑張るしかないです。
僕の友人は、4年生は厳しめの研究室にいたのですが、バイトをするためにゆるい研究室に変更していました。
パターン③:授業料免除を申請する
限られた人しか使えませんが、最後は「授業料免除」です。
世帯収入や学業成績によって、授業料が免除されるます。
細かい条件や申請タイミングは大学によって異なるので、「大学名 授業料免除」などでググってみてください。
どのくらい免除される?
大学によって違いますが、家庭の収入状況によって「全額 or 半額」が免除になることが多いです。
どんな人にオススメ?
親の収入が少ない場合は、ぜひ詳しい内容を確認してみてください。
僕の友人は、親が定年退職して収入がガクッと下がったため、授業料免除を受けていました。
お金がなくても大学院に行くべき人の特徴
「給料よりも、研究を通して社会に貢献することが目標!」という人は大学院に行くべきです。
逆に、「高い給料をもらうために大企業に行きたい!そのために大学院を卒業しておこう!」という人には、大学院はオススメしません。
研究を好きじゃないと、挫折します
研究というワードだけ見ると、キラキラしたイメージですが、実際は地道な作業の繰り返しです。
なので、「研究がしたい!研究が好き!」という人でないと、挫折しやすいです。
僕は、いい会社に行くために大学院に進学しましたが、研究室生活が辛すぎて、辞める一歩手前まで行きました。
そのときの体験談はこちらの記事に記録しています。
定年まで研究は苦しい
仮に、2年間の大学院生活を乗り切れたとしても、研究職に就くと、その後40年以上、研究をして生活することになります。
研究が好きであれば、好きなことを仕事にできているのでこれ以上ない幸せです。
しかし、研究が好きじゃないのに定年まで研究をするのは、かなりシンドイと思います。
学部4年を含めてたった3年間でしたが、僕は研究室生活を通して、「研究はよっぽど好きじゃないと続けられない」と身を持って実感しました。
学部卒は給料が低い?
ここまで読んだ方は、「大学院は大変そうだけど、やっぱり給料が高い会社に行きたい」と感じるかもしれません。
そういった方は、一度、「給料が高い会社ランキング」をググってみてください。
学部卒でも就職できる企業ばかりです。
つまり、大学院に行かなくても、給料の高い会社に行くことは十分可能です。
大学院 or 就職を決める時期
大学3年生の冬には、「大学院に行くか就職するか」を決めた方が良いです。
理由は、大学院の入試は4年生の夏にあるからです。半年くらいは勉強の期間を作っておいた方が良いでしょう。
4年生になっても、進路を迷っていた友人の話
僕の大学の同期に、「大学院に行くか就職するか」を4年の夏にある院試直前まで迷っていた人がいました。
その分、院試勉強も就活もどっちつかずになってしまったようで、院試に落ちてしまいました。
その友人は4年生の夏から就活を始めて、内定はもらえていましたが、行きたい会社には行けず、本当にやりたかった仕事も一旦は諦めるしかなかったようでした。
どうしても決められない場合は、どうすればいいか?
早く進路を決めなきゃと思っていても、迷ってしまう人もいると思います。
その場合は、院試勉強と就活を同時に進めましょう。
大学院に進学した場合でも、入学して半年くらいで就活を始めなければいけないので、学部のうちに「自己分析・企業分析」といった就活を進めておいて損はしません。
早期内定につながる、自己分析のやり方
理系におすすめの就活サイトまとめ
大切なことは、自分の進路は自分で決めること
本気で大学院に行きたいのであれば、学費はなんとでもなります。
一度就職してお金をためてから、大学院に行くのもありですからね。
「周りの友達が行くから」「親が言うから」という理由で自分の進路を決めても、最終的には自分の責任です。
ぜひ、後悔のない進路を選んでくださいね。
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