新入生のみなさん、受験勉強が終わってやっと一息つけると思ったら、履修登録?単位?GPA?分からない言葉がたくさん降ってきて大変ですよね。
ここでは大学入学前に知っておくべき基本的な知識をどこよりも分かりやすく解説していきます。
1つ1つ順番に理解していけば難しくありません。
しっかりと準備をしていいスタートを切りましょう!
記念すべき第1回目は新入生のみなさんが最も不安を抱えているであろう講義と成績についてです。
講義と聞いて身構えるかもしれませんが、高校までの授業のことを大学では講義と呼んでいるだけです。
今回紹介するワード
今回紹介するワードは以下の2つです。
それでは単位の意味から順番に説明していきます。
単位
単位の説明に入る前に、予備知識として履修登録について説明します。
履修登録
履修登録については上の図を見ながら説明していきます。
卒業するためには取得しなければいけない講義の数が決められています。また、とにかく講義を取ればよいという訳ではなく、カテゴリーごとに取らなければいけない講義の数が決まっています。
例)卒業要件:カテゴリーAから5つ、カテゴリーBから4つ、 カテゴリーCから4つ
といった感じです。
それぞれのカテゴリーの中から自分で取りたい講義を選んで登録することを履修登録といいます。
このように、各カテゴリーの中から好きな講義を選ぶことができるのですが、中には必ず取らなければならない「必修」の講義があります。
この「必修」に該当する講義は必ず取らなければなりません。
例)卒業要件:カテゴリーAから5つ、カテゴリーBから4つ、 カテゴリーCから4つ 、合計14の講義を取得すること
実際の卒業要件にはこのように書かれています。ここで注意が必要なのは、カテゴリーA,B,Cを合計しても13にしかならないということです。
これは、 カテゴリーAから5つ、カテゴリーBから4つ、 カテゴリーCから4つは最低限取って、どのカテゴリーでもいいのでもう1つ取りなさい。という意味です。
特に何の説明もなくこのように書かれているので気を付けて下さい。
単位
ここまで、講義のことを1つ2つと数えてきましたが、これを大学では1単位、2単位と数えます。これが単位の正体です。
正確には、1つの講義で2単位分になる講義と1つの講義で1単位分にしかならない講義があります。詳しくは入学時に配布されるシラバスをご覧下さい。
単位について分かったところで、確認の意味も込めて単位を使って卒業要件を示しておきます。
例)卒業要件:カテゴリーAから10単位、カテゴリーBから8単位、 カテゴリーCから8単位 、合計28単位を取得すること
この例の意味を理解できれば単位についてはバッチリです!
GPA
次はGPAについてです。
GPAを理解するには成績評価制度を知っておく必要があるのでまずはそちらから説明します。
成績評価制度
講義の成績は基本的に、出席・レポート・期末テストなどを総合して判断されます。
そしてその評価は 秀(S) 優(A) 良(B) 可(C) 不可(D) の5段階でされます。
GPA
GPAはGrade Point Averageの略で、 成績の平均という意味です。
GPAを理解するには実際に例を出して考えた方が分かりやすいので、以下の例をご覧下さい。
これらの点数を全て足すと14点、総単位数は8単位です。
この点数14点を総単位数の8単位で割った値 1.75 というのがGPAとなります。
確かに成績の平均になっていますね。
GPT
最後におまけでGPTについて説明しておきます。GPTはGrade Point Totalの略で成績の合計という意味です。GPAより使う頻度は低いですが知っておいて損はないので一緒に覚えておきましょう。
GPTも先ほどの例を使って説明していきます。
これらの点数を全て足すと14点でした。この14という数字がそのままGPTになります。簡単ですね。
まとめ
最後に今回学んだ4つのワードと成績評価制度についてまとめておきます。
今回のワード以外にも分からないワードがあったらコメント欄から教えてもらえるとありがたいです。
みなさんの大学生活がよりよいものになることを願っています。
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