理系大学生のみなさん、大学院に進学するか就職するか迷っていませんか?
そんな悩みをこの記事を通して解決していきます。
この記事では、大学院のメリット・デメリット ベスト3を現役大学院生の立場から紹介し、 進学するとよい人の特徴もまとめています。
あなたの進むべき道を示します。
そもそも大学院ってなに?という方は、先に理系大学院生とはをご覧ください。
大学院のメリット・デメリット ベスト3
大学院のメリットとデメリットをランキング形式で3つずつ挙げました。
大学院のメリット ベスト3
No.3 共同研究で企業の方との交流がある
共同研究先の方に、その業界や企業についてのリアルな話を聞くことができます。
また、一緒に共同研究する方は、大学院を卒業している方が多く、場合によっては進路に関する相談にのっていただけることもあります。
企業の中には大学院卒しか採用していない企業もあるため、そのような企業に就職したい方は大学院進学は必須です。
それ以外の企業に就職する場合でも、大学院卒の方が研究職に就ける可能性が高くなります。
No.2 研究力(論理的思考力) が身に付く
大学院ではそのほとんどを研究をして過ごします。
学部時代は受け身の講義がほとんどでしたが、研究は自分で考えて主体的に行動する必要があります。
研究を進める中で必要な知識があれば自分で本を借りたり論文を探したりして勉強します。
研究を進めていくには、物事を細かく分析し筋道立てて考える論理的思考力が必要であり、2年間でこの力を養います。
No.1 プレゼン力 ・発言力が身に付く
大学院では定期的に研究の進捗報告があり、そのたびにプレゼンの資料を作る必要があります。
ここでは、正確で分かりやすい資料を作ることが求められます。
他のメンバーの発表の際にはその内容についてコメントしたり質問したりすることが求められます。
発言しない人は存在している価値がないとみなされるため、そのような環境の中に身を置くことで、自然と発言力が身に付きます。
さらに、大学院では、学会発表といって自分の研究成果を外部で発表する機会があります。ここでは日本中・世界中の教授や専門家の前で発表するのでとても良い経験になります。
大学院のデメリット ベスト3
No. 3 研究室に引きこもりになる
大学院生はそのほとんどの時間を研究室で過ごします。
そのため、自宅と研究室を往復するだけの毎日になり、研究室のメンバー以外と顔を合わせることがほとんどありません。
この生活が苦にならない方ならいいのですが、そうではない人は遊びやバイトなど、いろいろな人に会う機会を適度に設けるようにしましょう。
No. 2 忙しい
大学院生が忙しいと言われる理由として、多くの締め切りが存在することが挙げられます。
この締め切りというのは、学会に登録する際の原稿の締め切りや、共同研究に関わる締め切りなどです。
しかし、これは社会に出ると当たり前のことで、様々な人と関わりながら仕事をする以上、避けては通れない道です。
学生のうちからこのような環境に慣れておくことで計画性が養われ、社会に出た時のギャップを小さくすることができます。
No.1 お金がかかる
同期の多くは就職して給料を貰うのに、自分は貰えず学費を払うのですからお金に関して考えるのは当然でしょう。
中には家庭の事情で大学院に行けない方もいると思います。
このようにお金に関してはあまり良いイメージのない大学院ですが、1つだけ良い情報があります。
それは、優れた研究成果を残すと奨学金の返済が免除されることです。
実際に私の知り合いにも奨学金を免除された人がいます。
まとめ
最後にもう一度まとめておきます。
大学院のメリット・デメリットを紹介してきましたが、それでもまだ迷っているという方は次の質問に答えてみてください。
あなたはプレゼン力・発言力・研究力を身に着に付けたいと思いますか?
この質問にYesと答えられなければ大学院進学はやめた方がいいと思います。
大学院で身に付く能力を挙げましたが、あくまで身に付けられる機会があるというだけで、自ら進んで身に付けようと行動しなければ成長は難しいです。
よく考えて、後悔のない進路選択をしてくださいね(^^)/
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