・ビットフライヤーの取引所と販売所の手数料はどのくらいだろう?
・そもそも、取引所と販売所って何か違うの?
こういった疑問にお答えします。
同じビットフライヤーの中にも、取引所と販売所という2種類が存在します。そして、取引所と販売所には大きな違いがあります。この違いを理解せずに仮想通貨を購入して損をしてしまう初心者はとても多いです。
この記事では、ビットフライヤーの取引所・販売所の手数料や、それぞれの違いを説明します。また、初心者が取引所・販売所を選ぶ際に、手数料以外に見るべきポイントも紹介しますので、参考にしてもらえると嬉しいです!
ビットフライヤーの取引所・販売所の手数料は?
- 取引所の手数料:約定数量 × 0.01 ~ 0.15%
- 販売所の手数料:無料
こちらが、公式サイトに書かれている取引所と販売所の手数料です。
「約定数量」という見慣れない言葉がありますが、これは「取引した金額」と言い換えてもらえばOKです。例えば、ビットコインを1BTC、取引所で購入する場合、その0.01~0.15%である、0.0001~0.0015BTCが取引手数料となります。
*BTC:ビットコインの単位
こう見ると、取引手数料が「無料」となっている販売所の方が、お得な気がしますよね。実はここに、初心者が間違えやすい罠が隠されています。
結論から言うと、「取引所」の方が安く仮想通貨を買うことができます。いったいなぜでしょうか?それにはまず、取引所と販売所の違いを知る必要があります。
取引所と販売所の違いは?
多くの仮想通貨取引所には、取引所と販売所が存在します。「仮想通貨取引所」中に、「取引所」と「販売所」が存在しているイメージです。ビットフライヤーという仮想通貨取引所の中にも、「取引所」と「販売所」が存在します。
取引所とは?
取引所では、ユーザー同士が仮想通貨を直接やり取りします。例えば、僕があなたからビットコインを直接買う場合には、取引所を使います。
上の画像は、取引所の実際の画面です。上側の赤い数字が仮想通貨を売りたい人のリスト、下側の緑色の数字が仮想通貨を買いたい人のリストです。
売りたい人は高く売りたいですし、買いたい人は安く買いたいので、赤色の数字の方が高く、緑色の数字の方が安くなっています。
売りたい人と買いたい人の金額がマッチすると、取引が成立します。
取引所で仮想通貨のやり取りをすることを、
・板の上に数字がたくさん並んでいるので「板取引」といったり、
・ユーザー同士で直接やり取りするので「現物取引」と言ったりもします。
販売所とは?
取引所では、ユーザー同士が直接やり取りをしますが、販売所では、ビットフライヤーとやり取りをします。
例えば、販売所で僕があなたからビットコインを買おうと思うと、
・あなたがビットフライヤーにビットコインを売る
・僕がビットフライヤーからビットコインを買う
という「あなた ⇒ ビットフライヤー ⇒ 僕」という流れになります。
ここで重要なのが、「ビットコインの金額はビットフライヤーが決める」ということです。例えば、あなたがビットフライヤーに「1BTC=400万円」で売った場合、ビットフライヤーはそのビットコインを「1BTC=401万円」で僕に売ることができるのです。
この差額がビットフライヤーの利益となります。販売所を使えば取引手数料は無料ですが、この差額分だけ上乗せされるので、実際には取引所で買うよりも高くなってしまいます。
この差額は常に変動していますが、平均すると1%くらいはこの差額があります。(取引所の取引手数料は0.01 ~ 0.15%です。)
初心者は、取引手数料を気にしなくてOKです
「できるだけ取引手数料が安い仮想通貨取引所を使いたい」という方は多いと思いますが、初心者であれば、取引手数料はあまり気にする必要がないです。
理由は、大金を投資しないのであれば、大きな差が出ないからです。
どの仮想通貨取引所を使うかによって、取引所の取引手数料は【無料~0.15%】の違いがあります。パーセント表示だと分かりづらいですが、例えば【10万円】を投資したとすると、【0円~150円】の違いにしかなりません。
初心者が仮想通貨取引所を選ぶ場合には、取引手数料よりも大切なことがあるので、次はそれについて説明します。
初心者向け!仮想通貨取引所の選び方【ポイント3つ】
仮想通貨初心者が取引所を選ぶ際に見るべきポイントはこの3つです。
- ポイント①:安全性
- ポイント②:取引所のあり/なし
- ポイント③:アプリの使いやすさ
それぞれ説明します。
ポイント①:安全性
2018年1月にコインチェックという取引所がハッキングにあい、ネムという仮想通貨が約580億円も盗まれた事件がありました。
コインチェックもこの事件を機に、セキュリティはかなり強化されましたが、自分が悪くなくても、仮想通貨が盗まれてしまうリスクはゼロではありません。
そのようなリスクを最小限にするためにも、「安全性の高い」仮想通貨取引所を選ぶと良いでしょう。
せっかく仮想通貨を始めても、盗まれてしまったら全く意味がないので、「安全性」は多くの人が一番に重視しているポイントです。つまり、「利用者が多い=安全性が高い」と考えることができます。
しかし中には、「仮想通貨の口座を開設したけど、お金は入れていない」という人も存在するため、「利用者の多さ」よりも、「取引量の多さ」で見るほうが妥当です。
ビットフライヤーは、ビットコイン取引量が6年連続No.1(※)ですので、多くの人から、信頼されている取引所であることが分かります。
※Bitcoin 日本語情報サイト調べ。国内暗号資産交換業者における2016年-2021年の年間出来高(差金決済/先物取引を含む)
ポイント②:取引所のあり/なし
取引所と販売所の違いは先ほど説明しましたが、仮想通貨取引所の中には、「販売所」しかないところもあります。
仮想通貨は「取引所」で買った方が安いので、「取引所」がある仮想通貨取引所を選びましょう。
ポイント③:アプリの使いやすさ
初心者の場合、パソコンよりもスマホで仮想通貨を買うことが多くなります。わざわざパソコンを立ち上げるのは面倒ですからね…。僕もほとんどスマホのアプリしか使っていません。
なので、スマホアプリが使いやすい仮想通貨取引所を選びましょう。
スマホアプリの使いやすさで有名な仮想通貨取引所は、コインチェックです。しかし、コインチェックのアプリはおすすめしません。理由は、アプリからでは「取引所」が使えないからです。
僕がいつも使っているビットフライヤーであれば、スマホからでも「取引所」を利用できますし、その他の機能を見ても不便な点はありません。
これはビットフライヤーのアプリ画面ですが、ワンクリックで「販売所」と「取引所」の切り替えができます。
初心者なら”気にしなくていい”ポイント7つ
- ポイント①:取り扱っている銘柄数
- ポイント②:最低取引金額
- ポイント③:取引手数料
- ポイント④:送金手数料
- ポイント⑤:入金手数料
- ポイント⑥:出金手数料
- ポイント⑦:レバレッジ取引の可否、倍率
それぞれ説明します。
ポイント①:取り扱っている銘柄数
仮想通貨にはいろいろな種類がありますが、初心者が買うのは「ビットコイン」と「イーサリアム」くらいでしょう。逆に、この2つ以外の仮想通貨はリスクが高いので、おすすめしません。
なので、この2つが「取引所」で買えれば、銘柄数は気にしなくていいです。
ちなみに、同じ仮想通貨取引所でも「販売所」と「取引所」で取り扱っている銘柄数が違うので、注意してください。
ビットフライヤーは、「取引所」で「ビットコイン・イーサリアム」の両方を買うことができます。
ポイント②:最低取引金額
100円単位で買いたい!という人であれば、気にする必要がありますが、1,000円単位で買うのであれば、あまり気にする必要はないです。
ビットフライヤーは取引所の場合、0.001BTC(1BTC=400万円換算で0.001BTC=4,000円)が最低取引金額なので、他の仮想通貨取引所に比べると少し高いのがデメリットです。
毎回4,000円以上の仮想通貨を買うのであれば、気にする必要はありません。
ポイント③:取引手数料
先ほどと同じ説明になりますが、どの仮想通貨取引所を選んでも、取引所の取引手数料は【無料~0.15%】程度の違いしかありません。例えば【10万円】を投資した場合、【0円~150円】くらいの違いしかないので、あまり気にするポイントではないです。
100万円、1000万円単位の取引を頻繁にする場合には、考えた方が良いですね。
ポイント④:送金手数料
持っている仮想通貨を別の仮想通貨取引所に送ったりするときに、送金手数料が発生します。
どの取引所を選んでも、【無料~0.0005 BTC】程度の違いしかありません。例えば、10万円送るのであれば、【0円~2,000円】程度の違いです。
そもそも、初心者のうちは仮想通貨を送ったりすることはないと思うので、あまり気にする必要はないです。
ちなみに、ビットフライヤーの送金手数料は0.0004 BTC(1,500円~2,000円)と少し高めです。
ポイント⑤:入金手数料
仮想通貨取引所によって、【0円~1,000円】ほどの差があります。
これだけ見ると、0円のところを選んだ方が良いように思いますが、「仮想通貨取引所に払う入金手数料」が0円の場合でも、「銀行に払う振込手数料(500円前後)」がかかります。
*取引所が指定する特定の銀行であれば、振込手数料もゼロにできる場合があります。
つまり、入金手数料の高い安いにかかわらず、入金するごとに振込手数料がかかることがほとんどなので、入金の回数はできるだけ少なくした方が良いということになります。
入金の回数を少なくすれば、入金手数料の差は気にするほどの金額にはなりません。
ビットフライヤーは【0円~330円】と安い方です。
ポイント⑥:出金手数料
初心者のうちは、出金することがないと思うので、あまり気にする必要はないです。
ビットフライヤーは、使う銀行によっても出勤手数料が変わりますが、【220円~770円】と、少し高めです。
ポイント⑦:レバレッジ取引の可否、倍率
レバレッジ取引というのは、自分が持っている以上の仮想通貨の売り買いをすることです。レバレッジ取引はリスクが高いので、初心者のうちはやらない方が良いです。
上級者になったらやるのもいいかもしれませんが、かなり経験を積まないとプラスの利益を出すのは難しいので、副業程度でやるのはオススメしません…。
もしレバレッジ取引をやる場合には、倍率が高く、取引手数料も安い、海外の仮想通貨取引所を使うといいでしょう。
初心者にオススメの取引所は『ビットフライヤー』
正直なところ、100万円以下で運用する人であれば、どの取引所を選んでも大きな差はありません。どの取引所にしようか迷っている時間の方がもったいないくらいです。(僕は3日ほど迷ってしまいました。反省…。)
もし仮想通貨を始めた後に、「この取引所はイマイチだな」となっても、2,000円ほど(送金手数料)で別の取引所に移動ができます。
ちなみに僕が使っている取引所は『ビットフライヤー』で、初心者にもオススメの取引所です。
1日もあれば、ビットコインの購入までたどり着けるので、ぜひ始めてみてください!
というわけで、今回は以上です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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